23/03/23:日記『誕生日の記録』

さておそろしいことに29歳になった。こんな歳まで生きている予定はなかったし、こんな体たらくで29歳を迎える予定もなかった。 とはいえただ生きていれば歳はとるのでこんな日が来ることも必然だったんだろうなと思う。 少し前まで咲く兆しも見えなかった桜…

23/02/3-4:日記

「恵方巻き巻くから食べに来なよ」と母から招待をもらったのでいそいそ実家に向かう。 母特製の恵方巻きは海鮮とキンパとかつ巻の3種類で、ぎりぎり全て2/3中に食べ終えることができた。 去年は売り切れで買えなかったのよと鬼の髪を模したモンブランのケー…

23/01/29:日記

動物園に行った。もともと予定していたわけじゃなくて成り行きで行ったけどすごく楽しかった。 象は体も大きくてきっと人間なんてすぐぺちゃんこにできるはずなのに、つぶらで自愛に満ちた目をしていることがすごくこわい。 テナガザルが器用に金網を飛び回…

23/01/27-28:日記

急な連絡をもらい友達と飲みに行った。 日々に更新性がないから、学生の頃の話ばっかりしてしまう。これは、その最高にかけがえのなかった日々を私が忘れないための儀式なのだと思う。涙が出るほど笑ってひとりは終電を逃し、結局一番家が近い友達の家にみん…

23/01/22:日記

友達と浅草寺に初詣へ行った。年末年始は人生初というくらいの体調不良に見舞われていたからこっから巻き返したいと思うばかりだ。 仲見世であげ饅頭を食べて人形焼を買い街を歩く。お気に入りの手ぬぐい専門店があるからとお店に入ったら、どの柄もまぁ可愛…

23/01/21:日記

この街で暮らし始めてからずっと気になっていたクラフトビールのバーに初めて行った。 近くに住んでいる友達と行ったんだけど、店主は女性二人で、カウンターにいたお客さんと談笑していてさっと注文を取ってくれるところとかも含めてすごく良いお店だった。…

23/01/19:日記

家の近くにできたかつやに初めて行ってみた。期間限定の白だしカツ丼?を食べてみたんだけど、カツは揚げたてでふわふわの卵が上からかかっていてすごくおいしかった。 自宅で揚げ物はやっぱりハードルが高い。テイクアウトでカツやアジフライも買えるらしい…

23/01/15:日記

10:00過ぎに友達と一緒にABCクッキングに行った。調理時間が100分位なので、朝いちでいくと丁度お昼くらいに自分で作ったご飯が食べれていい感じ。 勧誘のときによくしてくれた先生が12月末に退職したことを知り結構凹んでいたんだけど、今日の先生の元気で…

23/01/14:日記

家に泊まりに来てくれた友達と1時近くまで話して寝落ちて起きて朝。 おもしろ半分で買ったチョコシリアルに牛乳をかけてシャリシャリ食べる。牛乳にチョコが溶けて薄いココアみたいになっておいしい。 朝ごはんからずっと楽しくて、そのままのテンションで松…

23/01/13:日記

半休をとって友達と一緒においしいパフェを食べにいった。今の会社はそこまで仕事が詰まってなければある程度有給が自由に取れるところがいいところだと思う。 アパートくらいある大きな家が並ぶ住宅街の一角。予約から何まですべて友達がやってくれたので私…

23/01/09:日記

友達と映画を見る予定があったので、母を昼過ぎに駅まで見送る。 家の近くのおいしくて評判のうどん屋さんは昼前なのに行列で、駅前の年季の入ったそば屋に入ることになった。 この街で過ごしだして2年強、一度も入ったことはない。引き戸を開けると20代くら…

23/01/08:日記

朝起きたら母が我が家の狭いワンコンロの前に立っていて、冷蔵庫の中にあった豚肉で豚丼の具をこしらえていて、しなしなの白菜もおいしいお味噌汁にしてくれて、洗濯機も2回回してくれていた。最近は5時には目が覚めちゃうのよと話す母。 もうちょっと元気だ…

23/01/07:日記

母がうちに泊まりに来た。 前に来たのも同じくらいの季節だから、もう一年も経ってしまうのか。 「山手線が使えないから気をつけてきてね」 土曜日の渋谷は驚くほど混んでいた。友達のはからいで楽器演奏のコンサートのチケットを貰えたので3人で見にいく。 …

23/01/06:日記

仕事がなんにも手につかなくて、本当に8時間椅子に座っただけで帰宅した。 テレビをつけたら「ハウルの動く城」が放送の途中で、はじめから見たかったななどとと思う。 ジブリ映画は「借りぐらしのアリエッティ」までは映画館で見ていた記憶がある。 特に千…

23/01/05:日記

もうそろそろ12時かなと思うと14:00になってるあの現象はなんなんだろう。 お風呂掃除だけで力尽きてしまって網戸の掃除も夏服の片付けも全く終わらなかった。 何もしないでぼーっとしてる時間が好き。それを罪悪感なく楽しめたらもっといいんだろうな。 晩…

23/01/04:日記

明後日から仕事だと思うと憂鬱で仕方なくて布団の中でスマホばかりいじっていたらあっという間に1日が溶けた。年末やらなかった大掃除に手をつけなければと頭では思っていたのに。 まだ夏服をしまえてないのにこんなに寒い。 年末、急にホットカーペットが壊…

23/01/03:日記

ようやく体調が回復して、家族と初詣に出かけた。久々の車に酔ってしまい、これが病み上がりによるものなのか加齢によるものなのかわからなくなる。 昼ごはんはデニーズで食べた。ファミレスと回転すしが好きな理由は入ってから何をどれくらい食べるか決めら…

23/01/02:日記

日々の行動や考えの記録を日記と呼ぶと長年思っていた。その日何を食べてどこに出かけてどんなことを思ったのか。 物覚えが悪いくせに完璧主義の私は、その何か一つでも思い出せないと、その日記がどうしても欠けているような気がしてしまい書くのをやめてし…

23/01/01:日記

1/30の夕方から体調を崩し、うつらうつらしながら実家の黄色い天井ばかり見ていたら2023年になっていた。 実家は2LDKの鰻の寝床で、1つの部屋は父親の仕事部屋兼寝室、もう1つの部屋は家族の洋服と弟の寝具が置いてある。弟が場所を貸してくれたおかげで、な…

22/11/2:日記「ルーティーンなんてものはない」

「小さい頃から日記を書くのが習慣で」そう言う人達に対しての憧れが溢れ出て勝手な憎しみや悲しみに変わろうとしている。 背景が一つもない状態で、この世界を生きるのはひどく苦しい。みんな、何かしら積み上げたものを持っている。 昨日と同じことができ…

22/08/22:日記「食べたいし痩せたい」

最近周りで起きているいろんなことが頭のすみに常にあっていつも以上に集中できない。 ずっと電気料金を支払えていない。 やることも段取りも理解している仕事にどうしても手がつけられない。まともな大人はその全部を自己管理ができていない人間の甘えだと…

22/06/15:日記「今のこと」

未来の不安ではなく目先の不出来な生活に焦点をあわせる必要がある。このさき数日は天気がよくない。束の間の晴れび日にシーツを干さなかった罪。 部屋干し用の洗剤を使っているから別にいつでも洗濯物は干せるのだけれど、シーツや寝具に関してはり天気のい…

22/06/12 :日記 「比べても」

先週先々週と友人や元同僚の結婚式に参列する機会が立て続けにあって、なんだかでかめの感情が溢れ続けている。 人生への解像度が否が応でも高まる。式は大変にめでたく、親への手紙やお礼の言葉を交わしあう様子に思わず涙ぐんでしまった。帰り道、電車に揺…

22/05/21 :日記「余韻にやられている」

急に思い立って友達のバンドの曲を聞いていたら、なんだかすごくいい曲でぽろぽろ泣いてしまった。何度かライブでもみたけどやっぱりすごくよかった。アラームの消し方がわからないから休日も平日も変わらず6:00にぼんやり目覚めてしまう。調べれば設定の方…

22/05/09 :日記「役割」

家族に会うたびに「自分の役割とはなにか」を考える。大きな感謝と共にある抱えきれない感情の渦。今年の母の日は、弟と相談して外で食事をすることにした。カバンが欲しいという母との買い物、一緒に昼食を食べてショッピングモールを歩く。「何したいとか何や…

22/04/25 :日記「始まらないまま終わる」

大人になって一番よかった買い物は間違いなく歯列矯正だと言える。人と同じになるために針金とゴムを数年口のなかに突っ込んで高いお金を払って痛い思いをするのは正気の沙汰じゃない。でも、現実として私の歯並びはひっちゃかめっちゃかだったし直したいな…

22/04/11 :日記 「ソメイヨシノは全部クローン」

桜の季節もまだ完全には過ぎていないはずなのに、4月が夏を匂わせ始めている。 どうせ一過性のものなのだろうが、一瞬春がもう終わってしまった気がして不安になる。 家の近くに植わっている木もほとんど葉桜になった。この時期の花と葉が入り混じった桜は随…

22/04/02 :日記 「責任を負うということ」

自分の怠惰のせいで人の信頼をことごとく失ってしまい途方に暮れている。そもそも自分のせいなので途方に暮れる方がおかしいのだけれど、わたしのような人間は取り返しのつかない事態にならないとその行動の軽率さや非礼がわからない。そうやって何度も失敗…

22/04/01 :日記

入社式の挨拶でわたしより何倍も流暢にはなす新卒を見ながら自分の社会人生活が満6年を迎えたことをぼんやり考えていた。小学校に入学した子供が最高学年になるだけの年月を私は社会人として過ごしてしまったわけだ。今度こそちゃんとするんだと誓った6年前…

22/02/04 :日記

節分だったのはわかっていたけれど、恵方巻どころか晩ごはんも食べられないで日をまたいでしまった。終電で家路につき、母から送られてきた自家製の虎柄恵方巻の写真をお茶を飲みながら眺めている。 仕事はまだ終わってない。そもそも期限も守れていない。ど…