22/05/09 :日記「役割」

家族に会うたびに「自分の役割とはなにか」を考える。大きな感謝と共にある抱えきれない感情の渦。

今年の母の日は、弟と相談して外で食事をすることにした。カバンが欲しいという母との買い物、一緒に昼食を食べてショッピングモールを歩く。

「何したいとか何やりたいとか全然思いつかないのよ、毎日のごはんも決められなくて、スマホのゲームばっかしてるから昨日もパパから怒られちゃったよ笑」

母から主体性を取り上げたのは間違いなく父だけど、それを止められなかったわたしたち子供にも責任がある。

夕食はお寿司にした。父は出てきた料理が冷めていると作りなおしをさせて、母の些細なちょっかいにこれ以上話すなら店を出ていくと声を荒げた。母がしきりに謝る。そういう光景を見たくてこの場をもうけたわけではないのに。でも見慣れた光景であるとも同時に思う。

わたしが担っていた家族の機能を肩代わりさせていることや、実家を出た帰り道に母をあの場所へ置いてきてしまったと感じる負い目をどうしたら抱えないでいられるのか。まだ正解がわからない。