22/05/21 :日記「余韻にやられている」

急に思い立って友達のバンドの曲を聞いていたら、なんだかすごくいい曲でぽろぽろ泣いてしまった。何度かライブでもみたけどやっぱりすごくよかった。

アラームの消し方がわからないから休日も平日も変わらず6:00にぼんやり目覚めてしまう。調べれば設定の方法なんてすぐにでてくるのに。

流し台にたまったままの洗い物を片付けて、洗濯機のスイッチを押して床に転がっている。ロフトがあるぶん高い天井を見上げながらおなじ曲をリピートしている。

昨日は元会社の同僚が家にきてくれて、しかも誕生日が翌日だったようで、即席で家の近くの洋菓子屋のケーキでお祝いをした。食べきれなくて朝に食べる残りのケーキ。泣いてしまった理由は色んな余韻にやられてしまったせいなのかな。

過ぎた季節や、もう戻らないひとの気持ちを自分自身に落とし込む言葉をわたしは持ち合わせておらず、誰かの言葉に触れるたびこれはわたしの言葉かもしれないと短絡的に共感してしまう。

輪郭であればあるほど、詩であればあるほど、それは限定的なひとつの情景ではなく、過去にいたたくさんのあの時のわたしに紐付いていく。

あなたにもうなにかを伝える手段はないけど、わたしの生活は変わらず続いていくこと、あなたの生活も同時に変わらず続いていくことが歌われている部屋で寝転がっている。

8時を越えるともう朝も朝らしくなってくるのに、洗い終わった洗濯物をいつまでも干すことができない。