23/01/01:日記

 

1/30の夕方から体調を崩し、うつらうつらしながら実家の黄色い天井ばかり見ていたら2023年になっていた。

実家は2LDKの鰻の寝床で、1つの部屋は父親の仕事部屋兼寝室、もう1つの部屋は家族の洋服と弟の寝具が置いてある。
弟が場所を貸してくれたおかげで、なんとか寝床を確保することができた。
家を出て2年しか経っていないけれど、この部屋の広さで大の大人4人が暮らしてきたのがそもそも無理な話だったのだと思い知る。

和室に布団を敷き詰めて家族4人ひとつの部屋で寝るのが基本的な就寝の仕草だった。いつからか押し入れが別の荷物でパンパンになり、布団で眠る習慣はなくなった。家族それぞれがその日思いついた場所で寝る。少なくとも私と母は、私が高校生の頃からリビングの長座布団の上が寝床だった。
寝落ちる以外の寝方が無い状態で10年は過ごしていたのだろうか。
リビングには常に煌々と明かりが灯っていた。テレビが消えてることもほとんどなかった。

父親が「この家は不夜城だな」と冗談めかしていった言葉を今も覚えている。

扉を締めていても関係なくどこにいても煙草の匂いがする。
起きた瞬間に煙草とライターに手を伸ばす両親に育てられたおかげなのか、煙草は吸わないより吸うほうがいい(自分は全く吸えないが)という価値観が染み付いてしまった。

2022年はいろんなことが起きた年だったと思う。あまりに仕事ができず、別部署に移動になりそこでもうまく立ち回れない日々が続いている。

去年立てた目標模ほとんど達成できなかった。呼吸をして税金を払い年をとる日々。はやく、はやく、まともにならないと。こんな恥ずかしい焦りが私の全てだ。

ヤニで黄ばんだ壁紙と天井の梁を見つめながら、まずは2023年の自分の健康を祈っている。