22/04/25 :日記「始まらないまま終わる」

大人になって一番よかった買い物は間違いなく歯列矯正だと言える。

人と同じになるために針金とゴムを数年口のなかに突っ込んで高いお金を払って痛い思いをするのは正気の沙汰じゃない。

でも、現実として私の歯並びはひっちゃかめっちゃかだったし直したいならお金を積むしかないわけで、結局この選択肢しかなかったという答えに行き着く。

今の見た目が一番まともだと思う。万人に平等にもたらされた若さという幸いをなんにも上手に使えなかった。

会社に向かう道の桜が一面緑に変わっている。