生活はできそう
牛乳と卵が冷蔵庫の中にあると安心する。
カップ麺やレトルト食品の方がよっぽど役にはたちそうなのだけれど、冷蔵庫の定位置にそれがあるだけでなんだか正しい生活を送れているような気持ちになる。
まぁそんなことはなく、明日が消費期限の紙パックの牛乳と3つの卵の使い方に途方にくれることの方が多い。
それでも、また懲りずに買ってきては満足してしまう。
体質からコーヒーがあまり得意ではないので、朝はいつも作りおきのお茶か牛乳を飲むようにしている。
冷蔵庫を開けて牛乳パックに印字された数字を読みなおしてみると、しっかりと昨日の日付が刻まれている。
昨日の23:59分まで飲んで大丈夫とお墨付きをもらっていた飲み物が、朝起きたら期限切れになっているのはなんだか変な感じだ。
昨日まで飲めていたものが今日の6:30に飲めないわけがないだろう。
そう思っていつものコップに牛乳をなみなみ注いで電子レンジに突っ込む。
そんな風に少しでも思うなら前日に飲み干してあげればいいのに。
卵が残ってる日はここぞとばかりに目玉焼きにする。目玉が3つ。おいしく食べるから許してくれと思う。
いつもほんのちょっと間に合わない。
また、賞味期限が切れてしまう。
日々の積み重ねはひどく難しい。